2024-01-27

Atmos奮戦記

まだこれで完成ってわけでもないが、ひと段落はついた気がしてるので…

Audio MIDI SettingsでAtmos 5.1.2を構成している画像

発端

Apple MusicのDolby Atmos音源をMac miniで聴きたい。Mac miniにつないだAVアンプで再生したい。安価に!

てなことでここ半年ほど四苦八苦してきた。できないことが多すぎる。手元にあるのがAtmos対応だけど7chしかパワーアンプがないやつでAtmosも5.1.2までしかできない安っすいAVアンプ。しかし、多数のスピーカーをまとめて制御するならAVアンプが圧倒的に操作が楽なのでこれを使いたい。

ところが、Mac miniのHDMI出力にAVアンプを接続して音楽を聴くということをAppleは想定していない。そもそもMacのHDMIはディスプレイ用の口だ。Dolby Atmosはラップトップタイプのスピーカーで擬似的にやるか、AirPodsで擬似的にやるかの2択しかない。

Apple Music User Guide: Listen to Spatial Audio in Dolby Atmos in Music on Mac

ちゃうねん。目の前にあるMac miniで!Atmos対応のAVアンプ経由で!実スピーカーで空間オーディオを実現したいねん!

Apple TV 4Kという選択

Apple MusicのAtmos音源をAVアンプで再生には、Apple TV使うってやり方もある。これは操作が面倒。リモコンってのがどうもね。聴いてる最中はMacを操作してるわけで、手を離さずキーボードとトラックパッドで操作したい。そもそもMacのMusic.appに比べてUIも物足りない。

Apple TVと違いMacのMusic.appはHDMIにbitstreamを流してくれない。AtmosをデコードしちゃってMulti ChのPCMになってしまう。なんて余計なことを!とも思うが通常のMacの利用方法を考えりゃ仕方なかろう。MacではMusic.app以外のアプリからも音がでる。Music.appがAtmosをbitstreamで流すには、KodiみたくHDMI占有しちゃって他から音を出さなくするか、Atmos一旦デコードしてMixしてから再エンコードしなきゃいけなくなる。Apple TVはHDMIでテレビに接続して占有して使うことが前提だからね。

とはいえ選択肢が欲しかった。Music.appはDolby AtmosやHi-Res LosslessをbitstreamでHDMIに占有して流し、それ以外の音はMac本体で!って選択肢が。

HDMIでAVアンプ接続

それでもMac miniのHDMIにAVアンプつなげるととりあえず音はでる。Audio MIDI SetupでOutputのFormatを8 ch 24-bit integer 48.0 kHzにすればAVアンプ側はMulti Chだと認識する。Configure Speakers…で配置をAtmos 5.1.2にしてApple MusicのAtmos音源を再生するとサラウンドスピーカーまでは鳴る。Music.appも再生時にAtmosマークを表示する。

Audio MIDI SetupでAVアンプを8ch 24bit 48kHzに設定したところの画像

でもバランスがおかしい。耳近づけるとトップミドルのスピーカーから音していないことがわかる。明らかに重心が後ろに回るし音場が上に広がらない。Audio MIDI SetupのConfigure Speakers…のテストで各スピーカーを鳴らしてみると、Ch 7,8のトップミドルのテスト音がなんとCh 5,6のサラウンドスピーカーからでてくる。そら重心がおかしくもなる。(追記: これは記憶違い。問題はCh 7,8の音がでていないこと。重心がおかしかったのはサラウンドスピーカーが後ろすぎていたから。(追記その2: さらにこれも間違っていた。Atmos奮戦記その2参照のこと。))

いろいろググってみたが、どうやらMacのHDMI出力周りにバグがあるらしい。USB経由でMulti Chなオーディオインターフェイスを通せば5.1.2も7.1.4も取り出せるらしい。が、そういう機器は高い。後段にアンプも必要になる。Multi Chなアンプなんてプロ用は高価だし、民生AVアンプでもMulti Ch入力があるのはハイエンドのものだけ。そこまで金をかけるつもりはないし安価なステレオアンプを複数並べたらそれこそ操作性が死ぬ。

Aggregate Deviceで

Ch 7,8がHDMI経由では取り出せないならそこだけUSBで!ってことで普通のUSB-DACを繋いで、Audio MIDI SetupでAggregate Deviceを構成してみる。Ch 1から6はAVアンプ、Ch 7,8はUSB-DAC。で、USB-DACからの出力をトップミドルスピーカーにつなぐと音がでる!ちゃんと空間オーディオになる!きもちいい!

Audio MIDI SetupでAggregate Deviceを構成したところの画像

が、Aggregate Deviceを使うと時たま音がとぎれる。処理落ちしてる?

HDMIとUSBの異種間構成だからかと思いUSB-DAC同士のAggregate Device組んで試したりもしたが、やっぱり音のとぎれが発生する。どうやらAggregate Deviceの問題っぽい。ググっても似たことぼやいてるのが見当たらなかったのでおま環なのかもしれないが、うちでは確実に発生する。音楽を聴くにおいてこの音のとぎれは時たまであっても気になりすぎる。耐えられない。

そこで、Atmos音源を聴くときは操作性に目をつぶりしばらくはApple TVを使ってた。AVアンプはこういうとき便利。入力を切り替えるだけだから。Apple TVの音聴きながら一時的にMacの音を確認したいとき(twitter動画で音も聞きたいとか)はMacの出力をMac mini自体にすればいい。が…やっぱり面倒。特にApple TVのUIがね…

Loopback

有料アプリである。結構お高い(109USD)。

Rogue Amoeba | Loopback: Cable-Free Audio Routing

これを使えばAudio MIDI SetupのAggregate Deviceと同じことができる。

LoopbackでAVアンプとUSB-DACでAtmos 5.1.2を組んでいる画像

20分の試用期間があるので聞き続けてみると!とぎれない!なんと!

買っちまったよ1万6千円!悩み続けた日々が嘘のようだよ、ほんとに。

安っすいUSB-DACとデジタルアンプと小型スピーカー買い足せばAtmos 7.1.4もできるぞ。

追記

ちょっと画像を増やしたり、てにをはを直したり。

画像中でAVアンプの名前がHP P244とディスプレイの名前になっているのは、HDMI出力をスプリッターで映像と音声に分離し、映像をHP P244へ音声をAVアンプに入れているから。AVアンプの映像出力は別のサブモニターに流している。こうしておくとMacはスプリッターの映像出力側デバイスの名前を使うみたい。なんで分離するかというと安定するから。MacのHDMIを直接AVアンプに入れ、AVアンプの映像出力をディスプレイにしていると(この接続方法ならもちろんMacもAVアンプの名前を認識する)、AVアンプのオンオフの影響が出力先のディスプレイにでるから。うちではMacにディスプレイを3枚つないでおり、1つでも映像信号が乱れると3枚すべてのディスプレイが影響を受けてしまう。ウィンドウの配置やディスプレイの位置関係などなどがパカパカ入れ替わるのだ。スプリッター入れていると一才影響しない。

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