2007-08-27

電源ケーブルの端子の並び

これまた備忘録。

普通のPCに付いて来る電源部のコネクタはIEC 60320 C14というタイプである。うちで使っているテーブルタップはNEMA 5-15Rというやつなので、ケーブルはNEMA 5-15P/IEC 60320 C13という組み合わせになる。まぁ、両端が3Pのふつーのヤツである。以下、これを3P-3Pと呼ぶ。

ところが、今使っているPC群に付いて来る電源ケーブルのプラグ側が、どれもこれも2P(NEMA 1-15P) + アース線という一番キライなパターンなので、お気に入りであるケーブル長が50cmしかない3P-3Pのものに交換して使っている。

が、交換できないものもある。それがMac miniについてくるケーブルだ。ソケット側がIEC 60320 C5、いわゆるメガネ型3Pなのである。ソケット側がメガネ型3P(IEC 60320 C5)でプラグ側が3P(NEMA 5-15P)のケーブルって未だ見た事がない。たぶん出回っていないと思われる。

あのアース線、ぶらぶらしてて危険なのだ。最近、金属端子部分がビニールで覆ってあるのが増えたとはいえ、少なくともMac miniに付いて来るのには覆いがない。

IEC 60320 C5がついてる電源ケーブルを買ってきて、プラグ側をNEMA 5-15Pに差し替えちゃえばいいんだけど、NEMA 5-15Pのプラグって、単体で売ってるのって、えらくゴツくて高いのだ。仕方が無いので、こんなアダプターを買ってくることになる。

2pから3pへの変換アダプタ

逆パターンはよくそこらで売っているけど、こいつはやっぱ専門店とかでないと見当たらない。

で、気になるのが、2Pプラグの極性である。交流だし、アースを取るなら気にするこたあないのだが、電気工事レベルでは、3線は厳密に区別されていることを知っている以上、気になってしまうのだ。

で、ここで 3P-3P(NEMA 5-15P/IEC 60320 C13)の電源ケーブルはどうなっているかを見てみる。サンプルは、いつも使っている長さ50cmの電源ケーブル。

3P-3Pケーブル

刻印が、プラグ側とソケット側で違うのがわかる。規格が違うからだ。プラグ側(NEMA)でW(hite)と刻印されてる極が、ソケット側(IEC)でN(eutral)と刻印されてる極に結線されている。G(round)はもちろんアース記号と。

この配置にむちゃくちゃ違和感を覚える。普通プラグとレセプタクルを並べると、左右が対称になりそなものなのに。まぁ、規格が違うんだから仕様がないんだけど。

ソケット側メガネタイプの3P-2Pのケーブルだとこんなだ。

3P-2Pケーブル

プラグ側に極性の刻印がないけど左がWだ。刻印に正対して左がWであることが多い。または、アース線が出てる側がW。実は、このケーブル、自作しようと買ってきたもの。けど作らなかった。プラグがゴツかったのと、白いのが手に入らなかったからとか、そういういい加減な理由だったり。

ちなみに、Mac miniに付いて来るケーブルだとこうだ。

Mac付属の3P-2Pケーブル

こういう、ソケット・プラグ共に極性の刻印の無い2Pものはどうやって見分けるか。調べた結論からいうと左がWだった。ここでも、刻印に対して左で、アース線が出てる側というのが当て嵌まっているんだけど、正しくは調べなきゃ。ソケット側が3Pなのだからここから判断できる。IEC 60320のC13もC5も(ともにケーブル側アウトレット)、端子の並びが山型になるように見たとき、左側がNeutralになる。あとはプラグ側との結線状態はテスターで調べればいい。

ここまでわかれば、プラグにWと刻印のある方を、コンセントの

  • 長い方
  • Wと刻印のある方

に合わせてやればいい。今回のアダプタの形状はこうなってる。

2pから3pへの変換アダプタ

NEMA規格ならW、Gと刻印がありそうなものなんだけど、N、アース記号で掘られてますな。まぁ、わかるからいいけど。

2007-08-24

Mac OS Xでのスクリーンキャプチャの方法

すぐに忘れるのでメモ。

  1. command + shift + 4で、領域選択カーソルを出す。
  2. space押下で、ウィンドウ選択に切替。
  3. キャプチャしたいウィンドウを選び、クリック。

グラブでのウィンドウキャプチャとは、

  • アクティブ状態のキャプチャが採れる。
  • マウスポインタが入り込まない。

という 2点が違う。

グラブでアクティブなウィンドウをキャプチャするには、タイマー機能で画面全体をキャプチャし、切り出すしかない。これだと、タイトルバー端の丸まってる部分を透過させたりと面倒。そもそもグラブでキャプチャした画像はtiffでしか出力できないので、後処理は必須。

ってことで、マウスポインタを入れ込みたい時にくらいにしか、グラブって使いものにならんのだが、すぐにその事を忘却してしまうんだよな。さて、このメモを書いた事は覚えていられるだろうか。

追記 2008-02-19

Leopardになってからなのか、10.5.2になってからなのか不明だけど、ウィンドウキャプチャすると、影込みでキャプチャされるようになった。2ch情報によれば、command + shift + 4をすると

/usr/sbin/screencapture -id -tpng /Users/oxon/Desktop/ピクチャ 1.png

がSystemUIServerから起動されるらしい。man screencaptureによれば、

 -o      In window capture mode, do not capture the shadow of the window.

なので、SystemUIServerがscreencaptureの実行時に-oを付けてくれれば良い。これは、

defaults write com.apple.screencapture "disable-shadow" -bool TRUE
killall SystemUIServer

とすることによって実現できるとのこと。

2007-08-17

Mac OS Xのバックアップ

以前にもあれこれ調べ、

  • USB接続のhp DAT72装置をMac miniは認識してくれないこと
  • dumpがHFS+Jのリソースフォークをサポートしないこと

に落胆してる。

それでもテープにコピりたいので考える。が、こう暑くては何も浮かばないので、楽な方法に落ち着こう。手間がかかるので、定期的にできそうにないのが困りもんだが。

  1. 起動ディスクのディスクイメージ(dmgファイル)を外部ディスクに作成
  2. できたディスクイメージを、リモートに接続したDATにtarで吸い上げ

いいじゃん、もうこれで。

ディスクイメージの作成

まず、先日外部ディスクに「復元」機能で作成した、PPC Mac miniのバックアップをディスクイメージに変換してみる。

sudo hdiutil convert /dev/diskXsNN -format UDBZ -o どこか/PPC-Mac-mini.dmg

てな感じかな。manを見てて、コマンドラインからならbzip2圧縮(UDBZ)が選択できることを発見。たぶん、ディスクユーティリティからの圧縮指定だとzip圧縮(UDZO)相当になると思われる。さて、UDBZフォーマットで作ったdmgファイルからを、ディスクユーティリティは扱えるんかな? まぁ、扱えなくても、hdiutil使えば戻せるわけで、心配はいらないけども。あと、/dev/diskXXといったデバイス名は、mountの出力から引いて来る。

$ mount
/dev/disk0s2 on / (local, journaled)
devfs on /dev (local)
fdesc on /dev (union)
<volfs> on /.vol
automount -nsl [120] on /Network (automounted)
automount -fstab [168] on /automount/Servers (automounted)
automount -static [168] on /automount/static (automounted)
/dev/disk1s10 on /Volumes/miniStack (local, nodev, nosuid, journaled)
/dev/disk5s10 on /Volumes/disk2s10 (local, nodev, nosuid, journaled)
/dev/disk6s10 on /Volumes/PPC Macintosh HD (local, nodev, nosuid, journaled)

たぶんデバイス名でなくmountポイントでもよさげだけど、Machintosh HDみたくSPCが入ったりするから、だいたいにおいて、デバイス名の方が楽。

実行すると、アクティビティモニタのフローティングCPUメーターが2列とも100%に貼り付きます。topで見るとこんなだ。

 PID COMMAND      %CPU   TIME   #TH #PRTS #MREGS RPRVT  RSHRD  RSIZE  VSIZE
5217 hdiutil    168.4% 37:02.29   9    58    93  17.8M- 1.20M  23.1M- 69.3M 

わはははは。そうか、100%を超えるのか。

$ date; sudo hdiutil convert /dev/disk6s10 -format UDBZ -o /Volumes/disk2s10/PPC-Mac-mini.dmg; echo return code: $?; date
Fri Aug 17 15:46:51 JST 2007
イメージ作成エンジンを準備中...
“ディスク全体 (Apple_HFS : 0)”を読み込み中...
...............................................................................
   (CRC32 $D63C4EC1:ディスク全体 (Apple_HFS : 0))
リソースを追加中...
...............................................................................
経過時間: 1h 42m 29.103s
ファイルサイズ:27655390208 バイト、チェックサム:CRC32 $8D93B500
処理されたセクタ数:489970768、77131209 圧縮されました
速度:6.1M バイト/秒
節約率:89.0%
created: /Volumes/disk2s10/PPC-Mac-mini.dmg
retuen code: 0
Fri Aug 17 17:29:28 JST 2007
$ 

げげん。二時間弱もかかってるし。ここからtarで吸い上げるのでも二時間はかかるだろうに。ちなみに、LANG関連は一切設定してません。hdiutilが勝手に日本語を喋ってるのです。

tarで吸い上げ

さて、tarはtarで、いろいろある。Mac OS XのtarはGNU tar。なら、--rsh-command=sshでrmtが使えるはず。

$ cd /Volume/disk2s10
$ tar --rsh-command=ssh -cf kamui.mob.or.jp: PPC-Mac-mini.dmg 
tar: Cannot execute remote shell: No such file or directory
tar: kamui.mob.or.jp?:: Cannot open: Input/output error
tar: Error is not recoverable: exiting now

あれ?

$ tar --rsh-command=ssh -cf kamui.mob.or.jp:/dev/sa0 PPC-Mac-mini.dmg 
tar: Cannot execute remote shell: No such file or directory
tar: kamui.mob.or.jp?:/dev/sa0: Cannot open: Input/output error
tar: Error is not recoverable: exiting now

フルパスかよ。

$ tar --rsh-command=/usr/bin/ssh -cf kamui.mob.or.jp:/dev/sa0 PPC-Mac-mini.dmg 
bash: /usr/libexec/gnurmt: No such file or directory
tar: noroi@kamui.mob.or.jp?:/dev/sa0: Cannot open: Input/output error
tar: Error is not recoverable: exiting now

なんじゃこりゃ?

$ strings /usr/bin/tar | grep rmt
/etc/rmt
rmt-command
      --rmt-command=COMMAND      use given rmt COMMAND instead of /etc/rmt
/usr/libexec/gnurmt

おいおい、嘘をつくなよ。/etc/rmtじゃなくて/usr/libexec/gnurmtが埋め込まれてんじゃんか。んじゃ、こうだ。

$ date; tar --rsh-command=/usr/bin/ssh --rmt-command=/etc/rmt -cf kamui.mob.or.jp:/dev/sa0 PPC-Mac-mini.dmg; date
Fri Aug 17 17:32:13 JST 2007
Fri Aug 17 21:02:51 JST 2007

三時間半ですか。ちょっとかかりすぎでは。一応、GbEな環境なんだがなぁ。

とまぁ、こんな感じでできることはわかった。5時間半もかかる作業を、定期的に実行するとは思えんけどね。

2007-08-15

Mac miniアップデート

ブツは、盆休み明けを待つ事なく火曜に届いた。が、火曜はあれこれ別のことをやっていて開封もせず玄関に放置。今日の昼前になってようやく重い腰をどっこいせっと動かした。きっと、頭のどこかが今日のこの苦労を予想してたに違いない。

比較

結構、大切に使ってきたつもりだったんだが、新旧並べると、旧PPC機の天板が黄ばんでるのが一目瞭然。陽に焼けそうな場所に置いちゃいなかったのに。蛍光灯焼けかなぁ。

それはともかく、TOSによるデジタル出力が嬉しい。これで、音回りで悩みが減る。Intel Mac miniが出たとき、このデジタル出力が付いたってことだけで、買い替えを真剣に考えたくらいなのだ。USB入力のあるDACなんて限られるからねぇ。

配線してて、USB端子が増えてることが予想外に嬉しかった。今使ってるUSB HUBは7口ものという、ちょっと多めのヤツなんだけど、既に一杯になってたのだ。ACアダプタは、外見はそのままで、85Wから110Wになってたりする。へ〜。これはファンが回り易いかもね。

「情報を転送する」にハマる

Mac OS Xには、既存のMacから各種情報を引き継ぐ機能がある。新しいMacを起動すると、初期設定時に「すでにMacをお持ちですか?」などと訊いてくるので、「別のMacから情報を転送する」にチェックを入れて画面の指示に従えば、データを引き継げるわけだ。わけなんだが、これが何をどうやってもうまくいかない。旧Mac miniをターゲットモードにしてIEEE 1394(FireWire 400)で接続すると、きちんとそれを認識するし、ユーザー情報やらデータサイズなんかも計算する。それなのに、引き継ぎたい情報を選択して、実際の転送ステップに進むと、そこで止まってしまう。長めのプログレスバーが画面下に出てるんだが、一向に色つきバーが伸びる気配がない。気長に待ってると、新Macがスリープを始める始末。なんじゃこりゃ。何が腹立つって、データ転送状況を表示してるこの画面、操作をキャンセルする機能が無いのだ。仕方なく電源スイッチ長押しで強制終了してやり直す。

が、何度やっても同じである。しかも、二度目に試したときには、旧Macが起動しなくなる。うげ。久々にこの状態になった。[[かつて|http://www.noroi.jp/?date=20061009#p02]]のように、エラーフォルダが点滅するんじゃなく、単に起動後のグレー画面で林檎マークが出てこない。ディスクがスピンアップしてこないってことだから、直し方は「かつて」と同じく、起動時に水平方向に揺すってやる。二三度試すとなんとか起動。やれやれ。

バックアップは大事だよ

「別のMacから情報を転送する」でだめなら、外付けディスクをつないで「このMac上の別のパーティションから情報を転送する」ならどうよ? てなわけで、一旦、外付けディスクに旧機からデータを丸ごと退避し、新機につなぎ直してそこから読み込ませてみることにする。ただ、ターゲットモードになっているということは、Mac自体がIEEE 1394接続の外付けディスクと同じになってるってことだから、「別のMacから」がダメなら「このMac上の」でもダメなわけだが、この時点ではまだその事を知らなかったのだ。

まぁ、それはそれとして、どのみち、一旦バックアップとして、外付けディスクにデータを吸い出しておきたかったのだ。それもrsync -Eではなく、ディスクユーティリティの復元機能を使う正式なやり方で。

このバックアップにはdTwin MIFC-D800という外付けディスクを使う。こいつのファンは温度センサー無しの回りっぱなしタイプ。しかもディスクがスリープで止まっていても回り続けるウルサいやつなので、miniStack V2購入後は、バックアップ以外の用途で使われる事が無く、しかも、うるさいファンのケーブル抜いて、スリープ状態のまま最近まで放置してた。ここんとこの猛暑でさすがに電源も落としたけど、忙しさにかまけてバックアップはしておらず、たぶん半年以上稼働実績が無いという代物。予想通り、なんか調子がおかしい。ディスクユーティリティで検証するとエラーになる。修復にも失敗する。おいおい、このクソ暑いときに秋葉なんぞにゃ、絶対行きたかねえぞ。ダメ元で0-fillでデータ消去を試してみる。

0-fillにかかる時間が1時間半と出たので、「かんなぎ」を一巻から読み返す。いやぁ、二巻って買ってたけど読んでなかったや。実のところ、ジオブリーダーズの展開にも付いてけてなくなってるんだけど、あれは11巻以降は本棚になく、どこに積まれてるのか探すのが大変なので、放置状態。

おかしいのはディスクなのか、PPC Mac miniなのか

予想に反してエラーもなく0-fill消去は完了した。かんなぎも読み終わった。

ではでは、と、あれこれ弄り回すと、OS自体の反応が遅くなり始めた。最初はディスクユーティリティだけが遅い、つうか不具合によってディスクの反応が遅いので、それにつられてディスクユーティリティも遅くなってるんだと思ってたんだが、他のアプリ操作も遅い。この外付けディスクは、250GBのディスク二発をMIFC-D800のストラインピング機能で500GBにしてある。この500GBをパーティション分割で80GB+残りにし、80GBの方にMachintosh HDヴォリュームを、残りにminiStackに置いてあるiTunesのデータを退避するつもりだったのだ。が、あまりの遅さに根負け。とりあえず、再起動を仕掛けてみる。レスポンス悪化についても[[かつて|http://www.noroi.jp/?date=20050504#p01]]経験済みで慣れたものである。Finderのメニューがでてくるまで5分もかかる。CPUやメモリの使用量は超低空なのに。かたつむりのような歩みでじわじわと再起動が進行してく。

やはり、更新の気配を感じ取って抵抗してるんだろうか?

再起動が終わったところで外付けディスクを切り離し、ジャンパを操作してストライピングを止め再接続。250GB二発のヴォリュームのまま使う事に。きっとおかしいのはディスクの片方だけ。根拠無くそう信じる。

さて、いつの間にやら、250GB(実容量233GB)ぽっちでは、iTunesのデータは格納できなくなっておりまして、iTunesデータのバックアップは今回は断念。涼しくなったら、ディスクを買って来よう。あいや、miniStack V2をもう一台の方がいいか。

艱難辛苦は続く

どちらかのディスクに爆弾があるはずだけど、とりあえず格納エリアは確保したので、OSのインストールメディアからブートする。ディスクユーティリティによる「復元」を使ったデータコピーでは、起動ディスクは復元できないので、別の場所からブートする必要があるのだ。が、なんと旧MacがDVDを認識しない。認識っつーか、スロットインなドライブがメディアを吸い込まない。センサーが壊れたか? さっき揺すったのがマズかったのか? ううむ。

仕方が無いので、かつてminiStackV2を起動ディスクにしてた頃のパーティションからブートする。起動ディスクを選択する時点で、OSのマイナーバージョンが2つほど古いことに気づく。予想通り、上がってきたとたんにソフトウェアアップデートせいと叱られる。あれこれと足踏みもしたけど、ようやくディスクユーティリティによる「復元」に辿り着く。えいやで選んだMIFC-D800のDisk2、たぶんスレーブ側のディスクへの復元は 一時間ほどで正常に終了。その後の検証でも問題なしと出た。 悲しいかな、今日の作業で最初に成功したステップがこれだったりするんだけど、こんな程度で気を良くして、「情報を転送する」に再挑戦。いや、敗北しましたけどね。理由はもう上に書きましたな。あれこれ調べて、ターゲットモードが何者かを知り、脱力。

普通にインストール

情報の転送はあきらめました。「情報を転送しない」にチェックを付けて初期設定作業を進める。Apple IDを入力すると、住所やらといった個人情報が表示されたのにはビックリ。これはどこから?

ローカルアカウントは管理者用だけを作成。ほんとなら、ここでマシンのレスポンスの良さを楽しめたんだろうけど、ここに辿り着くまでに疲れ果てていて、そんな余裕は有りまへん。機械的にネットワーク回りの設定などをしていく。ふと魔が差して、ユーティリティフォルダにある移行ユーティリティを試す。これは「情報の転送」をおこなうユーティリティだ。いや、これがまたあっさりとうまくいったのだ。なんにも期待してなかったのに。ちょっとブチ切れかける。

ここまでの苦労はなんだったんだあああああ。

移行ユーティリティによるデータ移行とDoc情報

なんか簡単やねと、移行したばかりの自分のアカウントでログオンしてみる。なんと、SSHKeyChainが起動してくる。なぜ? DocにいれてあるiPhotoを起動する。あれ? バージョンが古い。iPhoto '08 のウリである「イベント」が出てこない。SafariやMailをDocから起動すると、なんと右端にもひとつSafariやらのアイコンが現れてそっちがアクティブになる。これはいったい…

ここで気づいた。Docに格納してあるアプリは、すべて古いアプリを指している。具体的には、情報の転送元にした外部ディスク内のアプリを指しているのだ。だから、まだインストールしてないSSHKeyChainだとかが起動してくるし、外付けディスクをunmountしようとしてもDevice Busyとなってしまう。つうことで、FinderとDashBoard以外をDocから一旦すべて削除して、ローカルディスクのアプリケーションフォルダから入れ直した。しかし、移行ツールがこんなんじゃ、素人さんには使えないんじゃなかろうか?

うん、やっぱり速い

PPC Mac miniでは遅くて仕方なかったiPhotoが速い。DashBoardもサクっと上がって来る。メモリも2GBでなんとかなってくれている。ほっと一息。

iPhoto のスライドショーがきちんと1920x1200を使ってくれる。細かいことだが、これが結構嬉しい。ただしこれはiPhotoが'08になったからじゃない。Docの整理をする前に間違えて起動した古いiPhotoでもそうだった。Intel Mac miniになったから直ったのだ。なんでそんなことにこだわるかっつーと、PPC Mac miniでスライドショーを実行すると、画面解像度が1024x768くらいに小さくなっていた。画面が小さくなると、画面内のウィンドウが自動的に再配置される。こうなると、基準点から離れた位置に配置されていたアプリが、左上に寄ってしまったり、ウィンドウサイズが小さくなってしまったりする。左下隅とか右下隅に小さめのアプリを並べる使い方をしたい者としては、勝手にウィンドウの位置が狂うのは嫌なのである。それが、新しい環境では画面サイズが変化しないので、再配置もされなくなったのだ。

そうか、悪いのは、PPC Mac miniのグラフィックカードだったのか。iPhotoがお莫迦なんだと思ってたよ。嬉しくなってInterfaceLIFTとかから集めた1920x1200以上あるデスクトップ画像用のスマートアルバムなんぞを、適当な曲付けてスライドショーさせてみる。なかなかの弩迫力。読書のBGVには向かなさそうだけど。

あと、2chで見かけた、YouTubeで全画面再生するとファンがガンガン回ってウルサくて話にならん、ってな情報。気になってて自分でも試してみる。デマでしたね。全然回りません。静かです。ホッ。

まぁ、そんなこんなで、移行が終わって数時間、あれこれ試しておりました。意味もなくDashBoardのウィジェットを追加して、波々エフェクトを楽しんだり。PPC Mac miniからすると、二倍といっていいくらいの速度も感じられるんですが、きっとスグに慣れてしまうんだろうなぁ。

さて。これでLeopardがいつ来ても大丈夫。秋が楽しみじゃ。

追記

Carbon Emacsをようやくインストールしたので、ちょこっと書き直し。

2007-08-08

今日のお買い物

大人買いしたまんがの山の写真

今朝の「ぽちっと」で、頭の中で何かが切れたっぽい。定時に会社を出、数週間ぶりに神保に寄って大人買い。写真の他にも一般書籍やティアズマガジンなどもあったので、帰りの荷物が大変でした。

前の話をすっかり忘れてます。ついて行けません。さて、12巻はどの辺に埋まってるのだろう。

ヒャッコは近場の本屋じゃ入荷してないんだよな。なので、こういう機会じゃないと手に入らない。夕日ロマンスはあるけどヒャッコはない。稲城ってのはそんな感じの田舎なのです。

後はまぁいつも通り。って、

天使のお仕事、まだ 2巻かい。

ようやくCore 2 DuoなMac miniが出た

ええ、ええ、ぽちっと押してしまいましたよ。メモリを2GBにして。

いやいやいや、だって、Leopardだって控えてるんだし、PPC Mac miniじゃもう限界だもの。遅くて耐えられない。

Vistaはメモリ喰いだなどと良く言われますが、なんの、絶対Mac OS Xの方がメモリを喰う。たぶん2GBじゃスグに足りなくなるだろう。MacBook Proにして、4GBメモリを積んだ方が快適だったに違いない。でもね、あれはやっぱり高すぎるのだ。

今回のカンファレンスの目玉は、メタルなiMacなんだろうけど、あれはいらん。どうしたって本体だけでいい。しかし、Mac miniを出してきたってことは、Mac miniとMac Proの間のラインナップの空白はこの先も埋まらないってことなんだろう。手乗りベースはApple TVに任せて、Mac miniとMac Proの中間、能力的にMacBook Proに相当するデスクトップマシンを出してくれんもんかのう。

しかし、本当に危ないところだった。あともう少しでMacBook Proに手を伸ばしそうになってたところだったのだ。

ブツはお盆が開けた頃に到着する予定。今度こそ本当に予定通り届くことを願う。あぁ、しかしきっと、メモリが足りなくて後悔しそうな気がしてならない。

2007-08-05

robots.txt でコミックリストを除外

アクセスログを眺めていて、サイドバーに出してるコミックリストが検索に引っかかってしまってることに気付いた。こりゃあいかん。他からリンクされてないからページランクはめちゃ低いはずだが、マイナーな本を検索されたらやはり目に付いてしまうようだ。

てなわけで、格納場所を変更しrobots.txtを置いてみた。これでどうだ。

こんな記念日はいらん

Gを見てしまった。こたつテーブルの下から現れ、悠然と左手の壁へ向かうという、警戒心のかけらも無い行動を取ってくれたので、丸めたWOWOWマガジンで瞬殺。

このマンションに越してきて六年。二度目の遭遇である。一度目は越してきた年の夏。以後、アース製薬のホウ酸団子タイプのやつを設置するようになって、まったく見なくなった。今年も先月設置したばかり。一応、三ヶ月は効果が維持するはずなので、たぶん外から迷い込んできたんだろう。しかし、この週末は窓を締め切り、エアコン全開で閉じこもってたのに、いったいどこから…

まぁ、今までも出没はしており、単に目にする機会がなかったってだけなんだろうけどね。

2007-08-04

ひとこと

sudo、1.6.9になってから、パッチリリース出し過ぎだろう。

$ ls -l sudo-1.6.9*
-rw-r--r--  1 root  wheel  557692 Jul 18 20:13 sudo-1.6.9.tar.gz
-rw-r--r--  1 root  wheel  557995 Jul 26 23:06 sudo-1.6.9p1.tar.gz
-rw-r--r--  1 root  wheel  558439 Jul 30 22:46 sudo-1.6.9p2.tar.gz
-rw-r--r--  1 root  wheel  558517 Aug  3 00:53 sudo-1.6.9p3.tar.gz

Macでリモートログインメニュー

リモートログインメニューがMacに欲しい。

Mac miniを買って2年4ヶ月、主たる環境をFreeBSD上のX11からMac OS Xに乗り換えて1年強、FreeBSDでX serverを動かさなくなって半年。FreeBSDのコンソール画面なんて月に一度見るか見ないかってな状況にある。Mac OS Xべったりになってずいぶん経つのに、未だにXのウィンドウマネージャーのカスタマイズ命な環境を懐かしく思うことがある。特に自前メニューが懐かしい。10年以上使い続けてるfvwmではマウスのbutton-1に自前メニューを割り当てたものだ。いや、今でも会社じゃそーゆー環境にいるんだけどね。で、リモートログインと題したサブメニューにマシンの一覧を並べ、少ないステップでリモートのxtermを立ち上げることができた。そーゆー環境がMacにも欲しいのだ。

このリモートログイン、Mac OS Xでやろうとすると手間がかかりすぎる。まずTerminal.appを起動し、ファイルメニューから「サーバへ接続…」を選択。

Terminal.appのサーバへ接続ダイアログ

なにが面倒って、この「サーバへ接続…」を出すには、一旦Terminal.appを起動しておかないといけないことだ。Terminal.appをDocに入れただけだと、このメニューは出てこない。起動すると現れる。また、一度Terminal.appを起動するという事は、画面の端に使いもしないローカルなTerminal.appのウィンドウが出てきてるってことでもある。Ctrl-dを叩き込んで毎回そいつを消すってのも面倒な事のひとつである。

さらに面倒なのが、ここから実際に接続できるまでが長いこと。まずサービスからsshを選び、サーバを選び、プロトコルを選んで、ようやく接続できる。

サーバへ接続ダイアログでサービス、サーバー、プロトコルを選択し終えたところ

いらつくことに、オプションリストが最初「SSH プロトコル 1」になってるところだ。毎回最初に、「SSH (自動)」か「SSH プロトコル 2」にわざわざ選び直さないといけない。手間がかかって仕方ない。

ということで、用がある場合にゃ毎度「サーバへ接続…」がこの状態になるようにセットアップする。あとは、こいつがリモートログインメニュー替りとなるわけだ。Macにログオン後、自動でこの状態にできないものかとあれこれ検索したり試したのだが、いかんせん知識が足りな過ぎ。

Automatorのワークフローに一連の作業がまとめられれば、デスクトップのコンテキストメニューから起動できて便利に使えそうなのだが、そもそもAutomatorのアプリにはTerminal.appがリストされてない。AppleScript で、

tell application "Terminal"

などするスクリプトをあれこれ試してみるも、なにをどうやっても最初にローカルな端末が上がってきてしまうし、

do script "ssh ...

などしても、ローカルな端末のシェルからsshしてしまい、「サーバへ接続…」からやった時のように、直接リモート環境に接続するようにはならない。

もう、このあたりの事はあきらめていたのだが、ふと、Terminal.appのファイルメニューに「別名で保存…」なんてのを見つけてしまった。

Terminalのファイルメニュー

いったい、これは何が保存されるのか。まぁ、結論から書くと、そのTerminal.app画面を出すのに必要な情報がxmlで保存されるのだ。「サーバへ接続…」からリモートに接続したTerminal.appウィンドウなら、リモート接続の情報も保存される。

Docに入れたTerminalフォルダ

てな状態で保存すると、~/Library/Application Support/Terminal/下にxmlファイルが保存される。保存されたものは、ファイル > ライブラリで参照できるようになる。そこから起動すると、保存した時の位置にTerminal.appのウィンドウが現れる。もちろん「サーバへ接続…」から起動したのと同じように。おお!

このままだと、一度Terminal.appを起動しておかないといけない。「ライブラリ」メニューは「サーバへ接続…」と同様、起動してないと現れないので。

んがしかし、実フォルダがわかってるのだから、そいつをDocに入れてしまえばいいのだ。

別名で保存ダイアログ

おお、これだよこれ。これがやりたかったのだよ。ついでに、alezoへのRemoteDesktopの定義ファイルも入れてみたり。こんなことしても、Terminal.appのファイル > ライブラリにはRemoteDesktop定義が現れないのもいい感じ。

なんかこう、2年越しでやりたかったことがようやくできるようになった。ここ最近じゃ一番嬉しかったことに挙げられる。意味もなく接続して遊んでみたり。我ながらホント安いよなぁ。

P.S.

キャプチャしてて初めて気付いた。「サーバへ接続…」ダイアログを出した直後、フォーカスは一番下のコマンド欄にあたってる。下矢印があるので予想がつくと思うけど、ここに過去の履歴が残ってます。あれこれ選ばんでも、ここから一発なのでした。気づくの遅すぎ。